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9月のグラスワイン

皆様こんにちは!

フレンチレストランJour de Marche ジュー ドゥ マルシェのソムリエ前門です。

9月となりました!
夏休みも終わり、夏ももう終わってしまいますね・・・。

皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

とはいえまだまだ残暑厳しい季節ですね。
葡萄の収穫は今まさにピークです。

今月は行ってみたくなるような、そんな日本のワインのご紹介です。

現在、200を超えるワイナリーが日本中に点在しておりますが、
年を追うごとにその品質の向上はすばらしく、目をみはるものがあります。

そこで今回は、

2012 陽はまた昇る  ココファームワイナリー

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ココファームさんは知的障がい者の社会的自立を目指す「こころみ学園」が運営していることでも有名です。売れるワインを造ることが目的ではなく、子どもたちの自立が目的であるために、草刈りからぶどうの選定・出荷まで、全てが手作業。

障がい者が造ったというだけのワインでは話題にはなるんでしょうけど、それだけでは子どもたちの生活が守れないと考え、あくまでも「本物」を追求し続けた結果、業界からも注目され評価されるに至りました。

そしてこちらのワインは2011年から登場した「こころみシリーズ」。

このワインに使われている主要品種は「タナ」という日本ではあまり栽培されていない難しい品種です。

南フランスの「マディラン」の主要品種でそのタンニンの強さから「タナ」と名付けられたワインです。マディランは年間の雨量が多い場所ですが、秀逸な長期熟成タイプのワインが数多くつくられています。 この葡萄なら日本でもうまく育つだろう・・・

そんなワイナリーにとっての初めてのこころみ。
自社畑で作業する子供たちと東日本の契約農家さんの協力のもと出来上がったワインともいえますね。

味わいは、品種特有の土っぽい香りと、プラム、ダークチェリーなど果実の香り、バニラなどのほのかな樽の香りが見事に調和し、なめらかな口当たりと温かみを感じるワインです。

2011年は忘れもしない東日本大震災があった年ですね・・・。

そして、このワインの名前、「陽はまた昇る」は「朝のこない夜はない」
復興への深いメッセージを感じます。

国産ワインの価値観が変わるワインです。

ぜひ、お試しください!

〒160-0002 東京都新宿区四谷坂町12-11 BITEN1F                 Jour de Marche ジュー ドゥ マルシェ

Tel 03-6380-5234
http://www.jourdemarche.jp/